CoD4:MW の続編のキャンペーンだけリマスターされたもの。PS4 から一ヶ月遅れて PC で発売。
リマスター前のものは 2009 年に発売で、当時遊びたかったのだけど、おま国仕様でパッケージを買って鍵を Steam に登録しなきゃいけなかったり、色々ムカついて結局やらなかった。でもどこかでやりたい気持ちはあったんだよな。単純に前作のキャンペーンの出来がめちゃくちゃ良かったし、All Ghillied Up やガンシップのステージが語られがちだけど、最初の貨物船に乗り込むやつやエイブラムスと進軍するやつも、今思い返しても良い出来だったと思う。
テンションの高い名レビュー、もう読めなくなっていたので Internet Archive から探してきた。
web.archive.org
いい記事
jp.ign.com
前作 CoD4:MW のリマスターは Steam に来たのに、MW2 Campeign Remastered は blizzard.com 専売かよ～と思いながらも、ちょうどいいシングル FPS やりたかったので買って一気にクリアした。
レティクル消すオプションがあったので、リアリスティックハードコア的に消した。ハードで遊んでいたけれど、途中何回も死んだのとシナリオのペースと合わなくなるぐらいちまちまヒットアンドアウェイするのがダルくて、レティクル出すか迷った結果レギュラーに下げた。
一気にクリアして、ゲームとしてまあまあ楽しめたけど、なんかシナリオめちゃくちゃ雑じゃないか?
いくらロシアの空港のテロに米国の関与があったように見えても、いきなり翌日に全面戦争せんやろ、だいたいどうやってロシア軍は展開したのか... ロシアにどういう出口戦略があったのか... 占領されたホワイトハウスを取り返すのがやりたいだけやろ～。ラプターを救出しろって F-22 じゃないんかいとか、プレデターで原潜のミサイルサイロ直接撃てば? とか思ってしまう。シェパード大将もめちゃくちゃに思える、まあ個々人の頭がおかしい分にはそういうこともあるかと納得できるけども...
前作 CoD4:MW が、もしかしたらこういうこともあるかもなあと思えた出来なのに比べてうーんという気持ちが強いシナリオだった。
このあたりのツッコミには同意ばかりである。
www.kyo-kan.net
レベルデザインも納得行かないところが目立つ、ロシア軍を撃退するために BTR がウロウロする大通りを挟んだ向こうに行って来いと命令されるけど、BTR の乗員は何を考えてぐるぐる行ったり来たりしているのか、やる気あるなら機関砲で米兵の居そうな建物を更地にしたまえ、途端にゲームの都合が見え見えのステージでツラくなった。MSG3 でワニがウロウロする池を渡らされるのはまだワニがいっぱい居るんだなあ～で済むけどさ...
レストランの屋上で全方位から礼儀正しく順番にやってくるロシア軍を迎撃するのも気が滅入る、どういう勢力図なのか、なぜひたすらロシア軍は突撃させられるのか... 前作の中東のテロ組織や、今作のスラムのマフィアの作戦能力が低くても納得可能だけど、ちょっとどうかと思うステージが多い。
あんな敵戦闘ヘリが上空制圧してるところに輸送機飛ばすわけねだろ、BattleField みたいになってるぞ、サーマルで倒した敵がすぐ消えるのもおかしいだろ体温見てるんだからさ～、米国に空挺降下するロシア兵とか精鋭部隊だろ、なのにな～んで AK-47 なんだよ... とか難癖垂れようとおもえばきりがない。
とはいえ世界のいろんなところ行くのはなかなか楽しい、アセット使いまわそうとかが透けてない富豪のような作り。アイスアックスで凍った岸壁を登るのも良かったし、潜水艦から油田プラントへ行ったり、ホワイトハウスの上で緑のスモークを炊くのも、雪原を隠れ家なら進むのも、滝に落ちる手前でボートを揺らさないようにするのも、雰囲気は最高だった。
2009 年当時、このゲームで M14 EBR やアイスアックスで崖登るのかっけえという気持ちがインストールされたプレイヤーは多かろう、実際に体験できてよかったです。
そしてクライミングアックスへの憧れは Tarkov にも引き継がれてる。
